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2022/04/17 09:25


「こうしなさい」「こうなりなさい」と押し付けるのではなく、自らが進んでいく方向を見守り、適度にサポートする。…子育ての話ではありません。

鉄の話です。新作"MASK"




今回も古道具を熱して叩いて。長くこの手法で制作を続けてきたので、どのみちコッチの思い通りの形にはならないというのはよ〜く理解しています。なので金槌を振る時は、鉄に対して「こうなりなさい」ではなく、「どうなっていくのか」に目を凝らします。

すると時々、何かのイメージが芽生えそうな機会が訪れます。そのタイミングで、スッとイメージを助ける要素を込める。ただし手を加えすぎると、鉄自身がなりたがっていた形を台無しにしてしまうので要注意。ちょっとデリケートな場面です。

何に見えるかは、見る人によって違うかも。コレは僕には老忍者に見えます。ご参考まで!

ディテール


ツノやたてがみのように伸びる、有機的なライン。MIZUAMEの要素を入れています。


槌目(金槌で叩いた痕跡)は、叩き方によってさまざま。


熱した痕跡、叩いた痕跡、削った痕跡、溶接の痕跡。いろいろな痕跡が、作品の表情を豊かにしてくれます。暖かくも冷たくもなれる振り幅の広さは、鉄素材の魅力的なところですね。
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