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2022/03/28 15:52

当SHOPで販売している椅子たちの、特別バージョンを作ろう!というプロジェクト。紆余曲折を乗り越えて完成まで辿り着き、先日公開となりました。
ここで紹介する2種類のチェアは、THE ONE &ONLY(略してO&O)からの限定販売です。

HALF ARM CHAIR "O&O EDITION"


まずはこちら。5色で塗り分けました。
カラバリ資料を作って、チームO&Oの皆さんとアレやコレやと言い合って。その結果、いちばん彩度の高い攻めた配色になりました。
カラフルな家具を1種類だけ作ろうとする場合、その色を決めるのはけっこう迷います。部屋に合う色は部屋次第になるので、ひとつのパターンに絞りにくいのです。彩度を落として落ち着いたイメージにすると馴染みやすくなりますが、今回はその逆を行くことにしました。どんな部屋でも主役を張れるような配色で、空間のイメージを引っ張るような存在にしよう。#10に決定!

もうひとつ意識したのは、内と外。元々この椅子には「身体の触れる内側は滑らかに、外側は鉄らしいアクセントを」というテーマがあります。このO&O EDITIONではテーマに沿って、(形だけでなく)色も内と外との境界で塗り分けています。

色の境界は三次元の曲線。塗り分けに使うマスキングは幅2mmの細〜いものを使います。これには散々苦労させられましたが、無事に完成です。

ARM CHAIR "HATTORI EDITION"


こちらは彫刻家・はっとりこうへい氏とのコラボレーション。
以前の記事でも紹介した、その身にポップな狂気を宿す男です。

アーム部分に色彩彫刻を施してくれました。30層塗り重ね、彫刻刀でひと彫り、ふた彫り…彼のファン歴は長いですが、実際に彫ってる姿を見るのはこれが初めてです。
気が遠くなる作業量と、緊張感。少しでもリラックスして欲しく、紅茶を淹れて、BGMはユーミンでまったりさせて。プレイリストが2周くらいしたあたりで、「次は先生のご選曲で」とお願いしたところ、わりとアップテンポなテクノっぽい曲をかけ始めました。そっちだったか!

何はともあれ、持ってくるクオリティはさすがの一言です。


色彩彫刻を施す場所に、なぜアームを選んだかと言うと。この椅子で身体が触れるのは座面・背もたれ・アームの3箇所で、なかでもアームは、衣服を介さずに直接素肌が触れる場所だからです。手の平で直接、彫りの触感や色が擦れていく経年変化を味わって欲しいので。

ちなみにこれは数年前に彼の個展で買った作品。今はショールームの一角に鎮座してます。

THE ONE & ONLY


この特別な2脚が、THE ONE & ONLYからリリースされます。こちらのショップでは、商品ひとつひとつに丁寧な取材から出来上がった記事が添えられていて、とても読み応えがあります。
実は椅子作りを始めた当初、「オザいきなりシュッとしたもの作っちゃって。キャラ変えた?」と言われる事も多かった記憶があります。「いや、繋がっているのだよ」という思いはあるけど、あんまり上手に言葉にできないなぁ、とも感じていました。そんな矢先にO&Oと出会い、彼らは何気ない会話の中から「これまでと今」との繋がりを見つけ出し、ひとつのストーリーに仕上げてくれました。「あ、確かにそうかも」と、他者の文章に気付かせてもらう体験。ありがたい事です。

▪️SHOP全体のサイトはこちら
▪️HALF ARM CHAIR "O&O EDITION"の記事はこちら
▪️ARM CHAIR "HATTORI EDITION"の記事はこちら

ぜひ、ご一読頂ければ幸いです。