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2021/03/01 14:00



■錆について
表面にホコリ、塩分、水分等がついた場合は、柔らかい刷毛や布で取り除いて下さい。また、傷などにより表面の塗装が剥がれた場合、そこから錆が発生する場合があります。こういった経年変化は、基本的には鉄本来の風合いとしてお楽しみいただきたいと考えております。ただし支障がある場合は有料にて錆取り+再塗装を承っております。


■クリアー塗装と特殊塗装


・写真左は鍛造肌+クリアー塗装となります。錆止め効果としてはあまり強くありませんが、屋内では必要十分です。ロートアイアンの風合いをそのまま見せることに重きを置いた仕上げです。

・写真中は特殊塗装(鉄色)。見た目は鍛造肌とほぼ一緒です。強い錆止め効果が欲しい…でもやっぱり鉄らしい風合いをお求めの場合にお勧めしています。まず錆止め塗装を施した上に、シルバー、茶色、青色などを少しずつ塗り重ねながら、鉄肌そっくりに仕上げていきます。

・写真右は特殊塗装(真鍮色)。こちらも鉄色の特殊塗装と同様に、複数の色を塗り重ねて真鍮の質感を表現しています。設置場所の明るさや色合いによっては、この仕上げが似合う場合もあります。実際の真鍮は熱して叩くと割れやすい性質があり、鉄のようなダイナミックな槌目(金槌で叩いた跡)をつけにくい素材。OZA METALSTUDIOでは「造形は鉄、仕上げは真鍮色」という手法でバリエーションを増やし、様々な空間に調和しやすくしています。


■マットシルバー塗装


シルバーといってもピカピカの銀色ではありません。映り込みを抑えたマットな質感で仕上げています。まわりの色の影響を受けるのがシルバーの面白いところで、床に近いところは床の色、壁に近いところは壁の色に寄っていきます。周辺環境と馴染んでくれるので、色による主張を抑えたい時などに、この仕上げを選んでいます。


■その他、いろんな仕上げがあります


特殊塗装で錆びた質感(写真左のカメ)にしてみたり、いっそのこと本当に錆びさせたり(写真右の家具天板)。


手前と奥の板で、ほんのりトーンを変えてみたり。(鳥の部分)

作品によって様々な仕上げを施していますが、いずれの場合も美しい経年変化を味わえるような工夫を凝らしております。また、万が一の破損時も、ほとんどの場合は溶接や再成形を行うことで修理が可能です。長く御愛用いただきながら、少しずつ変化していく鉄の表情をお楽しみ下さい。